花のあるくらし研究所（静岡市葵区上足洗４—６—１ひまわりハイツ１０２、中村将史代表）は昨年11月、花瓶の月額レンタルサービス「生けかえる」を開始した。
「生けかえる」は、「花瓶に合わせてお花をえらぶ花のあるくらし」をテーマに月額１１００円で月３回まで好きな花瓶が借りられるサービスとなっている。現在は、陶器製花瓶「やよいさん」シリーズとガラス製花瓶を多数用意しており、サイズは手のひらサイズから高さ70㎝ほどのものまでさまざまだ。花瓶のメンテナンスや収納場所に困っている人や、花と花瓶との相性が分からない人などにもぴったりで、花瓶が欠けてしまってもそのまま返却が可能（水漏れなど使用不可能の場合は花瓶代金の60％を請求）。また３カ月に一度、同サブスクの会員限定50％ｏｆｆセールを開催し、レンタルで気に入った花瓶を手に入れるチャンスも。
中村代表は「花瓶は頻繁に購入するものではないので、見慣れてしまうことも多いと思います。このサブスクでは、月に最大３回新しい花瓶を試せるので、新鮮さを味わっていただけるはず。〝どこに置く？〟〝どんな花を生ける？〟など当店で相談しながら、花のある生活を楽しんでいただけたら」と話している。
同店が２０２１年の創業当初から実施している、定額でミニブーケが受け取れるサービス「花のあるくらし研究生」が、累計１５００人を突破した。このビジネスモデルは、①金額が分からない②組み合わせが分からない③お手入れ方法が分からない—という花において多い悩みをすべて解決するサービスだ。この研究生制度を軸にファンを獲得し、事業基盤を確立している。
「お花を日常に飾る人を増やしたい、という思いで始めたサービスです。多くの人に利用してもらえてうれしい。次は２０００人を目指します」。