㈱わさび(静岡市駿河区中野新田727—24、安形大佑社長)は、顧客に寄り添った不動産事業を展開している。
安形社長はもともと静岡市内の不動産会社に勤めていたが〝本当にやりたいと思う事業に取り組みたい〟と考え、令和4年に独立し、不動産のわさびを設立した。業界に入った当初は、自分より年齢も人生経験も上の相談者ばかりで〝どうしたら期待に応えられるか〟を常に考えていたという。「私にできるのは、丁寧にお話をうかがい、ご要望にしっかり応えること。そして時には、お客さまがまだ気づいていない潜在的な要望や課題を引き出すこと。ともかく、本当に望まれている暮らしを手に入れるお手伝いをすることを心がけてきました」と話す。
屋号の不動産のわさびには、不動産業界の薬味(わさび)になるという思いを込めている。「わさびは独特の風味と殺菌作用があり、食材の味を引き立て、食の安全を高めている。当社の不動産取引も同じように、お客さまの人生に彩りと安全安心を添える存在でありたいと考え、不動産のわさびという屋号にしました」。
同社が目指すのは、単なる不動産の売買にとどまらず、相談者の暮らしや人生を豊かにする提案型の不動産サービスだ。現在は5人体制で、地域に密着した業務に取り組んでいる。「いざという時に頼れる〝不動産に詳しい友人〟のような存在になりたい。静岡に根差した事業を長く続けることで親子2代にわたってご相談いただけるような、信頼される会社を目指します。これからも一つ一つのご依頼に真摯に応えていきたい」と話している。
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