藤枝ゴルフクラブ（藤枝市内瀬戸１１９３、石澤孝雄社長）が開場50周年を迎えた。１９７５年６月にオープンし、同年10月にはメンバーコースとして正式に営業を開始した。２０００年に全コースに乗用カートを導入し、08年にはドライビングレンジを新設。17年にカートナビゲーションシステム、23年にはリチウムイオンバッテリーカートを導入するなど、時代とともに進化を続けてきた。
20年４月に社長に就任した石澤氏は、「たくさんの人が笑顔で集い、皆が幸福と感じることができるゴルフ場」をビジョンに掲げ、顧客や会員、従業員、地域住民などすべてのステークホルダーに喜ばれる場づくりを目指している。
年々減少傾向にあるゴルフ人口だが、コロナ禍を機にアウトドアレジャーとして再評価され、若年層や女性客の来場が増加。24年の入場者数は５万９８０３人となり、25年には６万人を目標に掲げている。また、高齢化社会が進む中でも、団塊世代が元気にゴルフを楽しんでおり、健康寿命の延伸に貢献している。
今年は50周年記念事業として、社内各部署から約10人の記念事業検討委員会を立ち上げ、「おつまみガチャ」や親子で参加できる「ちびっ子ゴルフ体験」などの企画を実施予定だ。また、ゴルフ未経験者にもゴルフ場に親しんでもらおうと、ゴルフコースを開放してノルディックウォークや早朝ヨガなども開催している。石澤社長は「今後はインバウンド対応などにも取り組み、地域に愛されるゴルフ場としてさらなる発展を目指したい」と話している。
６月25日から７月21日は、来場者全員が期間中に何度でも参加できる「50周年ロングランコンペ」を開催する。
- 問い合せ、０５４・６４１・００５５