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【Geolocation Technology】インターネット犯罪捜査の基礎を固める『捜査機関向け研修プログラム』を和歌山県警に行う

2019/09/05 

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 ㈱Geolocation Technology(三島市一番町18─22、山本敬介社長)は8月2日、和歌山県警・サイバー研修生を対象に『捜査機関向け研修プログラム』の研修を行った。同社独自のIPGeolocation技術(IPアドレスからインターネットユーザの位置情報を特定する技術)を駆使して、サイバー犯罪捜査のためのスキルを身につけることが目的。当日は和歌山県警サイバー犯罪対策課で育成中の研修生を対象に、同社の但野正行氏(取締役 技術開発部長)が講師を担当。インターネット技術やセキュリティ研修を行ったほか、インターネット関連事件で犯人特定に必要な技術や知識の基礎について講義した。

 サイバー犯罪の高度化・深刻化や、インターネットを使った犯罪の増加に対応するため、捜査機関にはインターネット犯罪に対する正しい知識と捜査スキルが求められる。特にインターネットを悪用した犯罪では、“匿名性が高く、痕跡が残りにくい”などの特徴があるため、時間や場所の制限を受けずに、不特定多数の人たちに被害を及ぼす特性がある。そのため今回の研修プログラムでは、同社が創業時から開発・研究を続けてきたIPアドレスの調査検証技術をカリキュラムに取り入れることで不正検知や認証強化など、サイバーセキュリティ領域の最前線で活用されている実践的な捜査スキルを用いて捜査員の対処能力向上を図った。今後は『捜査機関向け研修プログラム』を各都道府県警に向けて発信し、そのノウハウを提供していきたいと意気込む。

●問い合せ、055・991・5544