日興美術㈱（静岡市葵区流通センター12─２、三田愛都也社長）は、４月23日の「サン・ジョルディの日」に合わせ、未就学児から小学校低学年向けSDGs知育シールブック「SDGsってなあに？」を開発、発表した。
サン・ジョルディの日とはスペイン・カタルーニャ地方におけるキリスト教の聖人・聖サン・ジョルディの聖名祝日で４月23日に行われる。この日は「本の日」とも呼ばれ、カタルーニャでは親しい人に本を贈る記念日とされている。
印刷会社である同社では毎年、本の日に合わせ、近隣の住民や幼稚園児、従業員の家族を招き、印刷・製本工場の見学会や印刷物や本ができるまでの工程をわかりやすく解説、印刷工程の体験ができるイベントを開催してきた。
今年は、新型コロナウイルスの影響があり、イベントは中止となったが、静岡市の「SDGs宣言事業所」として認定されている同社として、外出自粛が続くなか、未就学児から小学校低学年の子どもと、その保護者が、自宅で一緒に遊びながらSDGsを学べるツールができないか、従業員で発足したSDGs推進委員会が中心となり、試行錯誤を重ねた結果、この度SDGs知育シールブックが完成した。
SDGsに関する解説本・啓蒙ツールは、小学校高学年以上から社会人を対象としたものがほとんどであるが、小学校低学年以下を対象としたものは珍しいとのこと。このSDGs知育シールブック「SDGsってなあに？」は販売促進用・啓蒙活動に使用できる。
また同社では、SDGsの目標に関連する商品として、震災・水害の防災知識を遊びながら学べる「もしものかるた」や、“すべての人に健康と福祉を”を目的とした「和柄のおくすり手帳」を開発・販売もしている。
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