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【静岡保徳】4月1日付で久保田慶一氏が代表取締役社長に昇格

2021/05/05 [05月05日号掲載]

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 静岡保徳㈱(静岡市葵区紺屋町11─1)は、定例取締役会において、4月1日付で久保田慶一氏が代表取締役社長に昇格する人事を発表した。久保田明氏は、代表権のある会長に就任した。

 慶一氏は早稲田大学政治経済学部を卒業後、大同生命保険㈱に入社。資産運用部門にて海外ファンド投資業務に従事、米ニューヨーク赴任などを経験した。その後、2017年4月に取締役に就任し、同年10月に専務取締役に就任。2020年10月代表取締役専務に就任し、現在に至る。遠州流茶道家元師範代として茶道教授も務める。

 静岡保徳は明治40年の創業。德川慶喜公の屋敷跡という歴史と風光明媚な庭園のロケーションを活かし、関連会社の『㈱浮月(浮月楼)』に慶喜公が愛した庭などを賃貸するほか、賃貸ビルやホテルガーデンスクエア静岡の運営など、着実に事業の幅を拡げてきた。なかでも本社のある浮月ビルは同社の出発点でもあることから、リブランディングを兼ねて浮月ビルの名称に加えて『ガーデンスクエア ゼロ』を付け加えた。

 2020年1月には東京銀座に賃貸オフィスビルを取得。これを足がかりに今後も経済成長が見込まれる首都圏での需要を見込み、不動産賃貸ビルの取得を加速する。一方、地元静岡では紺屋町界隈を中心に、「慶喜公が造営した庭園を核とした賑わいのある街づくりに微力ながら貢献していきたい」と久保田慶一氏は話す。