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経営支援・改革

商業・医院建築の在り方を変革する アンフィニホームズ

2014/03/05 

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 その街並みに映える“風景を切り取ったような”建築物のプレタポルテを提案するアンフィニホームズ㈱(静岡市清水区草薙3─5─12、吉川 均社長)は、商業建築及び医院建築の領域を強化する。現在、商業建築ではパサージュ鷹匠Ⅱや青葉町のブルックリン・スクエアが最新の代表的な建築物となるが、その建物は1つとして同じものがなく、設計事務所のような特徴的な“作品色”がない。その引き出しの豊富さを『1/∞(無限分の1)』と表現する吉川氏。「ご相談いただいた案件のある場所に溶け込むような建物で、見る人の興味を引くものを提案すること。同時に徹底してセンスの良いものを提供する」という考え方を貫く。それは、手頃な材料と加工によって造ることで、短期的な利益を追求するという考え方ではなく“本物を用いた材料で人に興味を抱かせる、いわば街のランドマークを創る”という提案である。「本物の素材を使うことによって、経年の風化が建物の魅力をさらに惹き立ててくれる」と語る吉川氏。躯体は鉄筋コンクリート、外壁やアプローチに使う材料は天然の素材を使った材料で、海外の工場で現地のオリジナルを忠実に再現した製品を作らせ、建物に採用する。「長いスパンで考えれば、イニシャルコストが多少掛かっても建て替えすることなく魅力を持ち続けるなら、結果として自然な経年を刻んだことにより、大きな魅力をさらに増すことになる」と語る。  また、可変性のある間取りにすることで、例えば起業してお店を持ちたいと考えている自己資金の少ない若者にもチャンスの機会を与えることができる。行ってみたい建物を作ることで集客を行い、来た人が自分の感性に見合うお店と出会うような、使う人、訪れる人に寄与する商業建物を手がけていく。入居するテナントは移り変わっていくものの、建物としての存在価値は普遍的なものであり、求められるのは“作品”ではなく、街に溶け込む集客のための興味を促す“建物”造りである。その手法の一つとして「建物、その街角を飽きさせないことが重要」と、吉川氏は考えている。 ●問い合せ、054・345・6000