静岡の企業情報

ビジネス法務

2022/02/05

男性従業員から、「自認する性別が女性であるので、女性用のトイレを使用したい」との申出を受けました。当社は、自社ビルであり、トイレの管理権を有していますが、この申出に対し、どのように対応すべきでしょうか。

1 性的マイノリティに関する    法律などについて 現在、日本では、「性同一性障害の性別の取扱いの特例に関する法律」(以下「特例法」といいます。)のほかに、L...

[02月05日号掲載]

2021/12/05

私は会社経営者です。平成元年から続いている会社の経営を息子に任せようと考えているのですが、株主が私以外に6人います。この6人は、会社を設立した時に名前を借りただけで、出資は全て私がしています。これらの株式の名義を出資した私の名義に変えることができますか。

名義上の株主との間で覚書や確認書を締結して名義変更するのが通常です。それが難しい場合、名義上の株主との合意により株式を買取る方法、強制的に買取る方法、訴えを起こ...

[12月05日号掲載]

2021/11/05

弊社は、2か月前に亡くなった取引先の個人事業主に対して120万円の売掛金債権を有しています。先日、その方の相続人に対して売掛金を請求したところ、家庭裁判所で相続放棄の手続をとったと言われました。弊社の債権は回収できないのでしょうか?

第一順位の相続人全員が適法に相続放棄の手続をした場合は、次順位の相続人に対して請求することができます。相続する方が誰もいない場合は、亡くなった方の財産は相続財産...

[11月05日号掲載]

2021/10/05

私は自宅兼店舗で食堂を営んでいます。隣家の木の枝が越境してきて、外壁や食堂の換気扇を覆うようになってきています。隣家に伐採をお願いしているのですが、なかなか応じてくれません。このままでは埒があかないので私が枝を切ってもよいでしょうか。

まずは隣家(木の所有者)に切ってもらうことが原則で、承諾なしに勝手に越境した木の枝を切ることはできません。ただし、状況によっては必要最低限度の伐採が認められる可...

[10月05日号掲載]

2021/09/05

会社を経営していた夫が死亡したため、妻である私が会社の株式全部と個人名義の不動産を相続し、事業を引き継ぎたいと考えています。亡夫の相続人は私と未成年の子ども2人です。どのように手続きを進めたらよいでしょうか。

未成年の子とその親権者が相続人となるケースにおいて、法定相続分ではなく遺産分割協議で相続手続きを行う場合は、家庭裁判所において、特別代理人を選任してもらい、その...

[09月05日号掲載]

2021/08/05

2021/07/05

建物賃貸業を営んでいます。家賃の滞納が長らく続いていた借主に立ち退きを要求したところ、半年後に必ず建物を明け渡すのでそれまで待ってほしいと言われました。これまでのこともあるので、借主が約束を守ってくれるか心配です。今できる何かよい手段はありますか?

簡易裁判所で「訴え提起前の和解」をしてはいかがでしょうか。半年後に借主が退去しない場合、借主に対して裁判を起こさずに建物明渡しの強制執行を求めることができます。...

[07月05日号掲載]

2021/06/05

2021/05/05

新規事業のために、株式会社の設立を急ぎたいと思っています。聞くところによると、定款認証と会社設立登記を同時に申請でき、しかも、24時間以内に登記を完了させることができるようですが、可能でしょうか?

令和3年2月15日から、定款認証と会社設立登記の申請をオンラインで同時に行うことが可能となりました。また、一定の要件を満たす場合には、原則として24時間以内に登...

[05月05日号掲載]

2021/04/05

所有している土地の売却を検討しており、土地の権利書を探しましたが、紛失してしまったようです。権利書を再発行してもらうことはできますか?又は、権利書が無いままでも売却することはできますか?

権利書の再発行はできませんが、権利書が無くても不動産の売却はできますのでご安心ください。 1 権利書について 権利書は、法令上は「登記済証」という名称...

[04月05日号掲載]