世界文化遺産・三保の松原がある三保半島(静岡市清水区)。ここの先端にある内浜を「海洋レジャーの聖地」にしようと動くキーパーソンがいる。行政も、企業も、近隣も、そして仲間たちもこの男のビジョンと熱意に魅了された。これからの三保に大きな転換期をもたらそうとしている。合志明倫氏。熊本県生まれ、大阪育ちの彼はウインドサーフィンとの出会いをきっかけに、誰よりも三保の魅力と可能性にとりつかれた。三保を拠点とする現役プロウインドサーファーで東海大学准教授。サーフショップのオーナーであり、そして昨年4月の廃業したホテルの再建に続いて、もうすぐ複合型カフェレストラン「ウラレナ」がオープンする。地元との関係も深く現場での経験値も高く評価され、三保半島ビーチフロント開発に注力している。

 

■略歴

合志 明倫(ごうし あきのり)

1973年11生まれの48歳。熊本県生まれ大阪育ち。92年東海大学付属大阪仰星高校(大阪市枚方市)、96年東海大学海洋学部海洋工学科(静岡市清水区)卒。同年にJWA公認プロウインドサーファーとして三井物産スポーツとプロ契約、04年北京オリンピックナショナルチームJOC強化指定選手内定。08年三保にプロショップ「gosea’s surf」オープン。09年〜11年 JWAプロランキング2位。15年〜東海大学海洋学部海洋フロンティア教育センター非常勤講師、16年〜同特任講師。17年PWAワールドカップ日本大会にて日本人最高位を獲得。21年ホテル旧福田屋(静岡市清水区三保)のリニューアルを機に㈱gosea’sを設立、代表取締役に就任。22年4月東海大学海洋学部部客員准教授に就任、専門分野は海洋スポーツ普及、海洋スポーツイベントと地域の関連性についての研究など。同年7月下旬、三保に複合型のカフェレストラン「ウラレナ」をオープン。妻と18歳、6歳、2歳の子を持つ5人家族。