静岡県から委託を請け、障がい者の就労や工賃向上の支援、障がいのある人たちの文化芸術活動を支援する『みらーと』、農福連携事業に取り組む認定NPO法人オールしずおかベストコミュニティ。三代目理事長の越膳徹氏は、㈲イーリードを経営しながら、障がい者雇用や社会進出を支援する各種活動に携わっている。「会社員として障がい者とともに働き、経営者として多数の障がい者を雇用してきた経験を生かし、障がい者と社会をつなげる活動に取り組んでいきたい」と話す越膳理事長に話を聞いた。

 

■略歴

越膳 徹(えちぜん とおる)

1971年3月4日、静岡市生まれ。東海大学第一高等学校(現・東海大学付属静岡翔洋高等学校)卒業後、㈱千修(東京都)に就職、その後は音楽事務所にも所属した。24歳の時に静岡に戻ることを決意し、沼津市の縫製会社に入社。障がい者とともに働く日々の中で、将来進むべき道を見つける。2003年に㈲イーリードを設立。障がい者雇用に力を入れ、その経験やノウハウを生かし、各種経済団体や官民連携機関においても、障がい者雇用促進のための活動に取り組んでいる。