青島文化教材社の歴史は、大正12年に曽祖父の青嶋次郎氏が設立した青島飛行機研究所からはじまった。「まずは2024年の100周年に向かって、これまで築きあげてきたアオシマのDNAを次世代にしっかりと引き継いでいくことが私の使命」と語る青嶋社長。合体ロボットブームの先駆けとなったアオシマ・オリジナルのロボット“アトランジャー”や、トラック野郎の象徴ともいえる“デコレーショントラック”(デコトラ)など、他社が製品化しない独創的なアイテムをプラモデルとして提供してきたのがアオシマブランドの歴史でもある。「人との出会いは何よりも貴重と考え、日本のみならず、世界中の人たちと接する機会を積極的につくっています」と話す青嶋氏に話を聞いた。

■略歴

青嶋大輔(あおしま だいすけ)

昭和51年、静岡市葵区生まれ。関東学院大学・経済学部経営学科を卒業後、学生時代からの趣味であるアメリカの雑貨や衣類の輸入販売店を起業。「店舗をはじめて間もなく、父親から家業を継ぐのであれば、早いに越したことはないと言われ、それから約1年後にアオシマに入社する決断をしました」。平成12年、㈱青島文化教材社に入社。営業、企画開発、経営企画などの部門を経て、2016年3月に代表取締役社長に就任した。趣味は海外の衣類や家具の収集。ここ数年は友人の影響もあって、休日には海釣りやスキューバダイビングを楽しむ。