令和元年7月16日、しずおか焼津信用金庫が発足した。本格的な人口減少や超高齢社会に対応するため、経営基盤の強化を目指していく。合併により、預金残高は1兆5000億円規模となった。さらに、店舗網(計70店舗)を効率的に活用し、顧客の利便性向上を図る。「より一層お客さまに信頼され、真に地域から必要とされる金融機関になるためには、隣接する2つの信用金庫が手を取り合い、長年にわたって蓄積したノウハウの共有など相乗効果を発揮し、将来にわたる健全かつ強固な基盤を構築することが最良の方策であるとの認識で、両金庫一致したことが、合併の契機となりました」と話す田形理事長に話を聞いた。

 

■略歴

田形 和幸(たがた かずゆき)

1955年4月23日生まれ。東京経済大学 経済学部 経済学科卒。1979年4月、静岡信用金庫に入庫。2003年に理事となり、2008年にしずおか信用金庫の理事長に就任した。令和元年7月16日に焼津信用金庫との対等合併に伴い、しずおか焼津信用金庫の理事長に就任し、現在に至る。趣味は旅行で、年に一度は奥さんを帯同して海外の世界遺産を訪れるという愛妻家の一面も覗かせる。