静岡サレジオ小学校の新校舎『プライマリー棟』が8月に竣工し、9月から小学1〜4年生の生徒が新しい環境で学ぶ。小・中・高を4-4-4という三つのステージに分けた独自の教育システムを取り入れている静岡サレジオでは、そのほかにも、私学の強みを生かした様々な教育改革を進めている。「全ては子どもたちが将来、〝世の中の最先端で活躍する力〟を養うためにある」と断言する末吉弘治理事長に、静岡サレジオが取り組む教育関する話を聞いた。

 

■略歴

末吉弘治(すえよし こうじ)

1960年3月3日生まれ。横浜国立大学教育学部国語学科卒業後、静岡星美学園小学校(現静岡サレジオ小学校)の教師を務める。2003年に同小学校校長に就任、2011年から静岡サレジオ中学・高等学校の校長を兼任。2020年から学校法人星美学園の理事長を務める。日課は早朝の愛犬『ソラ』の散歩。「警察犬になるための訓練も受けています。動物は苦手な方ですが(笑)、ソラは別。立派な警察犬になって欲しいですね」と話す。