1963年、静岡銀行の創立20周年を記念し設立された一般財団法人静岡経済研究所。地銀系シンクタンクの先駆けとして、静岡の産業や経済、企業経営、地域開発などの実証的な調査研究に取り組み、行政や商工会議所など経済団体、地元企業からも大きな信頼を得ている。今回は、今年6月に理事長に就任した馬瀬和人氏に、自身の経歴や研究所の方針について話を聞いた。

 

■略歴

馬瀬 和人(ませ かずと)

1964年6月27日、磐田市出身。早稲田大学政治経済学部卒業後、1987年4月に㈱静岡銀行に入行、名古屋支店に配属される。その後、1989年6月に静岡経済研究所に出向し、16年間在籍する。静岡銀行に帰任後は、経営管理部秘書グループBPに就任。以降、企業サポート部調査グループ長、審査部審査第一グループ長、東京支店副支店長、東京営業第二部長、理事審査部長、執行役員審査部長を経て、2017年に常務執行役員に就任。2021年6月より現職。