主に都市部の子どもたちが、自然豊かな山村や漁村に1年単位で移住し地域の学校で学ぶ山村留学。2020年の実績では、全国で668人の子どもたちが参加している。静岡県内にも受け入れ自治体をつくろうと活動しているのが、「しずおか里山留学」代表の天野多美子氏だ。自らもふたりの息子を山村留学に送り出している。活動のきっかけや原動力、静岡が持つ魅力について話を伺った。

 

■略歴

天野 多美子(あまの たみこ)

1971年12月静岡市葵区生まれ。駒沢女子短期卒業後、静岡ガスに入社。その後、父・天野進吾元静岡市長のサポートにも従事。以降は求人誌などで営業職を経験。2005年沖縄に移住し結婚、2人の男の子をもうける。2013年静岡に戻る。2020年息子たちを山村留学をに送り出すと、2021年2月に「しずおか里山留学」を立ち上げ、保険会社勤務と両立させながら静岡県での山村留学の普及活動を続ける。