青島保始親方が1972年に創業し、今年50周年を迎えた魚料理を楽しめる寿司屋。コロナ禍でも板前を増員させ、現在は親方と板前5人が交代で腕を振るう。寿司はもちろん焼き物、揚げ物、煮物などさまざまな魚料理のリクエストに柔軟に応え顧客を楽しませている。

 駿河湾をメインに全国の魚介類を仕入れる。50種類以上のネタを常備しており、特に春は貝類(アオヤギ・ミル貝・ハマグリ)、夏はアジ・太刀魚・カツオ・ミナミマグロ、冬は牡蠣・白子・ふぐ・カニなど季節ものが主役になるという。秋は年間を通して最も種類豊富な時期で、魚を主役に、そこに旬な野菜を合わせるなど板前が想像力を膨らませ、楽しみながら一品料理をこしらえる。「魚を熟成させ、たんぱく質がうま味成分に変わることで舌が〝おいしい〟と感じるんですよ。練ったりこねたりはあまりせず、素材そのままの味を楽しんでほしい。料理の見た目はもちろん、下処理から魚の扱い方をきれいに・清潔で・しっかりと作業することを心がけています。魚のことなら何でも聞いて下さい」。

 若女将の青島淳子さんは「中に入るとアットホームだね、とよく言っていただきます。コロナ禍で持ち帰りメニューも多くご利用いただいており、寿司折りだけでなく一品料理や煮魚の冷凍なども対応できるので幅広いシーンで使っていただけると嬉しい」と話す。

 

■住  所/焼津市柳新屋996-4

■電  話/054-627-5856

■営業時間/11時30分〜14時(L.O.13時30分)、

      16時30分〜21時30分(L.O.21時)

■座 席 数/カウンター8席、座敷60席(個室あり)

■定 休 日/年中無休(12月31のみ休み)

■駐 車 場/20台