昨年10月21日にオープンしたカフェ『SrazyStand』(スレイジースタンド)。若者に人気の韓国発のドリンク“フルーツエイド”をはじめ、ホットドックやパニーニなど、手づくりフードメニューが味わえる。オープン当初は近隣の私立高校や専門学校に通学する学生の顧客を想定していたが、常連客の多くが鷹匠や音羽町に住む時間に余裕のある富裕層という。

 『SrazyStand』では、ハンドメイドによる自家製フルーツシロップを炭酸で割ったフルーツエイドをインスタ映えするシーリングボトルで提供する。ほかにも、クロワッサン生地をワッフルメーカーで焼き上げたサクサク食感が人気のスイーツ“クロッフル”のほか、濃厚Wチーズドックと辛さがクセになるチリドックは舌の肥えたオトナも絶賛するフードメニューだ。また、少しだけ時間はかかるが、何よりもできたてを味わってほしいため、パニーニやポテトはオーダーを受けてから焼きあげる。

 商品開発や店舗運営を行うのは、中学・高校の同級生でもある金田美郷さん、塚本翔子さん、渥美千穂乃さん。大学を卒業して社会人となり、それぞれの道を歩んできたが、10年を節目に一念発起して独立開業の道を選んだ。地元静岡の農産物や規格外の農作物を有効利用した商品の企画・販売を行うことで、地産地消やフードロスの削減につなげていくほか、幅広い年齢層に支持されるテイクアウトをメインとしたカフェを運営することで、駿府町商店街の賑わい創出にも貢献していく。さらには、20〜30代の若い女性たちが、子育てと仕事の両立ができる真の意味でのジェンダーレスな社会の実現に向けて、ワーキングママを積極的に雇用していきたいという。

 

■住  所/静岡市葵区駿府町2-4

■営業時間/11:00〜19:00

■定 休 日/月曜日

■座 席 数/テーブル6席