今年6月、一般社団法人日本損害保険協会“静岡損保会”の会長に就任した氣谷氏。その取り組みとして、県庁や県警本部での啓蒙活動や各種メディアなどを通じて“防災・減災活動、地震保険広報活動”の強化を図る。氣谷氏は「東日本大震災を機に地震活動が活発化しており、静岡県においても、懸念されている東海地震がいつ起きてもおかしくない状況にあります。防災の日がある9月は、あらためて地震保険の必要性を考えてもらうには絶好のチャンス」と話す。

 静岡県における2014年度の火災保険(家計分野)加入に対する地震保険の付帯率は、61・8%で前年比1・0%増となっているものの、近隣の愛知県や岐阜県と比較すると、その普及率はまだまだ低い。また、今年1月1日時点の住民基本台帳に基づく世帯数を分母に、昨年12月末時点で有効な地震保険契約の件数を分子として算出した世帯加入率は、29%と全国平均値とほぼ変わらないことから、地震保険の加入促進は待ったなしの状況と言えよう。

 その施策の一つとして、子どもの内から災害に対する安全・安心意識の高揚を促すため、楽しみながら町内を探索し、子ども達が住んでいる地域の防災施設や防災設備を発見してマップにまとめるワークショップ形式の“ぼうさい探検隊”の取り組みを行っている。

 本業の損保事業では、情報提供・企業交流・地域貢献を柱に「お客さま企業の収益に寄与する“静岡AD倶楽部”の活動を通じて、代理店さまやお客さまの業績アップのお手伝いや経営支援を行いながら、揺るぎない信頼関係を構築し、地域経済に貢献していきたい」と話す。

 

[プロフィール]

氣谷雄太郎(きや・ゆうたろう)

1960年生まれ、東京都在住。明治大学経営学部卒業後、1984年4月、大東京火災海上保険㈱に入社。2001年と2010年の業界を再編する大規模な合併を経て、現在に至る。静岡支店長には昨年4月1日に就任。趣味はないが、敢えてと前置きした上でゴルフとのこと。