今年4月、静岡支店長に就任した花房氏。着任に伴い、リテールマーケットで圧倒的な勝ち組になることを今期の目標に掲げた。「その活動の主軸と行動方針が“地域密着”であり、弊社が強みを持つリテールマーケットにおいて代理店扱者の皆さまとともに、“お客さまに一番身近な保険会社”を目指します」と気を引き締めた。

 折しも4月に社長が交代。企業メッセージに『全力サポート宣言』を掲げ、“明るく元気な社員がお客さまを全力でサポートする会社”を目指していく。「お客さまや代理店、扱者の皆さまはもちろんのこと、地域住民や事業所の皆さまと強固なパートナーシップを確立するため、『迅速』『優しい』『頼れる』サービスをお届けしていきたい」と抱負を述べた。

 この『全力サポート宣言』が具体的な成果として結実したのが、平成28年熊本地震の対応だ。その使命は、「血が通った“生きた保険金”を被災地に届けること」にある。「5月30日時点で、当社には1万9360件の地震被害の報告が寄せられました。東日本大震災の時に代理店や扱者の皆さまと経験した貴重なノウハウがありましたので、『全力サポート宣言』の言葉通り、全国の社員が被災地に赴き、すでに1万8560件の保険金を被災したお客さまにお届けしました」と話すように、迅速な対応によって業界トップ水準の95・9%の解決率を誇る。

 静岡支店からも“明るく元気な社員”が被災地へ向かった。「現地での体験と被災地におけるお客さまの言葉を支店に戻り、仲間たちに伝え、生かすのも彼らの使命」。このような背景もあり、保険契約の更新時には地域のハザードマップを配布する活動を地道に続けている。7月26日には、法人の顧客を対象にしたBCPセミナーの開催も予定。地域に軸足を置いた活動を続けている。

[プロフィール]

花房喜之(はなぶさ・よしゆき)

1963年生まれ、東京都在住。1987年4月、大東京火災海上保険㈱に入社。官公庁や企業を対象にリテール営業を行う公務営業推進部に19年間在籍。その後、2001年と2010年の合併を経て、今年3月まで保険販売を専門に手がけるプロ代理店の支援などを行う営業部門に籍を置き、リテール営業畑一筋に歩んできた。趣味は36年の歴を誇るゴルフのほか、「ポタリング程度」と謙遜するサイクリング。また、既刊の有名作家はほとんど読破したと語る歴史小説の愛読者でもある。