「フランスの『アペロ』文化を静岡に広めたい」と話すのは、オーナーシェフの吉澤裕さん。アペロとは、ヨーロッパ、特にフランスで親しまれている夕暮れ時の過ごし方。ワインなどを片手に家族や友人と気兼ねなく語らう、暮らしにゆとりを与える文化のことだ。

 開店時間を15時30分としたのも、このアペロを再現するため。店は3部制で、家庭的な惣菜を気軽に楽しめるアペリティフタイム、コースでしっかりとしたフランス料理を味わえるディナータイム、そして遅めの夕食や食後に気軽に立ち寄れるアラカルト中心のバータイムと、シーンに応じて利用できる。

 店名の一部「ラ・ターブル」は食卓を意味する。「お客さまの食卓と私たち2人の料理とワインを掛け合わせた楽しい時間を届けたい」と話すのはワインを担当する妻の清美さん。吉澤シェフの料理に寄り添うワインを丁寧に選び、訪れる人々に心地よいひとときを提供する。カウンターキッチンを取り入れることにもこだわった。調理の様子を目の前で楽しみながら、ひとりでも、グループで訪れても会話が弾む。シェフとの距離が近いことも、この店ならではの魅力だ。

 シーンに合わせて日常に自然と取り入れられるフランス料理を提供している。

 

■住  所/静岡市葵区両替町1-5-7

■電  話/054-291-5517

■営業時間/アペリティフタイム15:30〜17:30

      ディナータイム17:30〜19:30※要予約

      バータイム20:00〜23:00(L.O.22:00)

■座 席 数/カウンター6席、テーブル8席(4席×2)、個室6席

■定 休 日/月曜、第2火曜日

■駐 車 場/なし