「一度きりの人生、住宅業界の発展や革新のために、この身を捧げたい。人生50年、いつどうなるか分からない。私は日本の住宅業界から建て替えという言葉をなくしたいと本気で考え、それを実行している。住宅ローンのために親から子、孫の代までローンを払い続けるようでは、いつまでたっても物心両面から充実した人生にはならない」。2年前にはベトナムに支店を開設し、今年10月には一棟目の着工がはじまる。「欧米のように日本を含めたアジア諸国の人たちが、資産的に価値ある住宅に住むことができれば本望」と語る中嶋雄氏に聞いた。

 

■略歴

中嶋 雄(なかじま ゆう)

1974年、旧清水市生まれ。千葉大学工学部を卒業後、東日本ハウス㈱(現㈱日本ハウスHD)に入社。東日本ハウスの支店の中でも血気盛んな札幌中央支店に配属される。そこでは社員教育や企業理念など、経営に関するノウハウを学んだ。1998年に静岡レスコハウス㈱に入社。2010年1月に百年住宅㈱代表取締役社長に就任。趣味は、1年には必ず大きな大会にエントリーするというフルマラソンやトライアスロン、草野球などを楽しむ。