看板がないのに人が集まり、連日繁盛している居酒屋。従来のセオリーとは真逆の店づくりで耳目を集めた居酒屋経営者がいた。岡むら浪漫代表の岡村佳明氏だ。「繁盛店づくりは人づくり」を信念として、徹底的にスタッフの人間性を鍛え上げてきた。現在は、講演家として活躍している岡村氏が伝えたいことは「心づくり」。そして、自身が目指すものはなんだろうか。

 

■略歴

岡村 佳明(おかむら よしあき)

1962年、藤枝市生まれ。静岡県立焼津中央高校卒業。24歳から母が営む居酒屋を手伝う。35歳の時、店舗の改装を機に本格的に居酒屋経営に力を入れ、5年で3店舗に拡大。2006年、第一回居酒屋甲子園全国大会に出場、3位に入賞する。2013年、「看板のない居酒屋」を出版。全国で若者や経営者に向けた「人づくり」を中心とした講演を行う。現在は講演を通して、全国の飲食店経営者や若き起業家を応援している。