島田市、静岡市、牧之原市など県内中部地区に33店舗を展開する島田信用金庫。この6月の通常総代会で新理事長に市川公氏が選任された。ようやく明るい兆しが見え始めた地方経済。政府が掲げる“地方創生”の担い手として、さまざまな課題を抱える中小企業を金融面から支援する一方で、社内では将来を担う若手や女性職員の育成に力を入れるなど、金庫に新風を吹き込む市川理事長に、今年にかける決意を聞いた。

 

■略歴

市川公(いちかわ こう)

1951年4月25日、島田市出身。1970年3月県立島田高等学校卒業後、同年4月島田信用金庫入庫。人事部研修課長、六合支店長、向谷支店長、金谷支店長を経て2005年6月人事部長。08年6月常勤監事、12年6月常務理事に就任。15年4月常務理事兼営業推進部長を経て同年6月理事長に就任する。㈱まちづくり島田監査役も兼務する。