2期目を迎えた(社)静岡県茶業会議所の榛村純一会頭が、いま静岡茶の流通改革構想を形にするべく準備を進めている。お茶の葉の需要減退や風評被害、凍霜害や生産者の高齢化など逆風の要素も多いが、現在もなお静岡県にとって茶が主要産業の一つであることは揺るぎない事実。茶業振興プロジェクトの象徴ともなる㈱静岡茶流通センター構想によって、静岡茶の未来にどのような道筋をつけていくのか。まさにいま、その未来のデザインに取り組むフロントランナーの一人、榛村氏に話を聞いた。

 

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■略歴

榛村純一(しんむら じゅんいち)

1934年7月、掛川市生まれ。1960年早稲田大学文学部卒業。家業の林業経営に従事し、県森連専務理事、県監査委員などを経て、1977年から2005年まで7期掛川市長を務める。この間、新幹線掛川駅誘致、生涯学習都市宣言、エコポリス工業団地誘致、なと数々の業績を上げ“地方分権の旗手”と呼ばれる。2011年より静岡県茶業会議所会頭、日本茶業中央会会長に就任。