6月22日、三保の松原が世界文化遺産に「逆転」登録が決まった。そのとき「ええっ!?」と絶句し、身を震わせて泣く女性の姿が全国ネットに流れた。「再スタートのチャンスをもらった」と。でもこれからは「いばらの道」だとも語る。観光の話ではない。一言でいえば環境保護についてだ。そして、日本人として大切な「情感」を取り戻すためのスタートと位置付けている。情感が物語をつくり、物語が人生を豊かにする。それがなければ地域経済は活性化しないという。

 

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■略歴

遠藤まゆみ(えんどうまゆみ)

昭和33年3月13日生まれ。慶應義塾大学文学部国文科卒。大学4年から家業である「羽衣ホテル」を継ぐ。4代目女将。NPO法人三保の松原・羽衣村事務局長。著書に「三保の松原・美の世界」