平成2年6月、駿府城の外堀に面した葵区東草深町に拠点を構えたのが、INFINI HOMESのはじまり。「20年に亘って活動の拠点としてきた清水区草薙では、1人も知り合いができなかったけれど、七間町に“TERMINAL”を開設してからというもの、静岡市まちづくり公社をはじめ、アトサキセブン周辺エリア発展会など、この界隈で商売を営む方や行政の皆さま方に、あたたかく迎え入れていただいた」と話す。『MIRAIE 七間町』 からはじまったINFINI HOMESが手がける“街づくり”に期待する周囲からの重みを感じつつ、起業からの理念である“ライフスタイルの提案”を建築に取り入れた「1/∞(無限分の1)のデザインを提供していきたい」と語る吉川氏に話を聞いた。

■略歴

吉川  均(よしかわ ひとし)

昭和25年8月、東京都文京区千石生まれ。明治学院大学経済学部を中退し、昭和50年に石津謙介氏が率いる㈱ヴァンヂャケットに入社。ファッションや衣食住に関するライフスタイルの思想のほか、会社経営に関わるノウハウを学ぶ。昭和53年、静岡支店開設の創立メンバーに就任。静岡支店・営業部、本社販売促進部を経て、VAN労働組合中央執行副委員長を務める。昭和60年、静岡市葵区紺屋町に“FOOT LOCKER”を開業。翌年、東京都港区青山に㈱INFINI PLANを起業し、平成2年、INFINI HOMES㈱を設立する。