1966年4月に、学校法人第二静岡学園(現新静岡学園)が母体となって誕生した静岡学園高等学校が今年開校から50周年を迎えた。5月28日には静岡市駿河区のグランシップで生徒や教職員、OBだけでなく市民にも参加を呼びかけ記念式典を盛大に開く予定だ。石田氏は7年前から学園の教育に携わり、5年前の葵区東鷹匠町への全学移転では、新たな教育目標や教育理念、カリキュラムの見直しを中心になって進めた。“真のエリート・リーダーの育成”を目指す石田氏に話を聞いた。

■略歴

石田邦明(いしだ くにあき)

1948年7月9日、静岡市清水区出身。1971年静岡大学理学部卒業後73年金沢大学理学研究科数学専攻修士課程修了。75年静岡県の教員採用試験に合格。榛原高校や清水東高校などで教鞭をとり89年県教育委員会に異動。99年吉原高校校長、2002年浜松西高校校長、06年清水東高校校長を経て09年3月退職。同年4月静岡学園学事顧問に就任し、全面移転を計画していた学園の教育構想づくりを主導した。10年4月から静岡学園中学校・高等学校校長。