「結果にこだわりつつも、お客さまから必要とされ、喜んでいただけることが何よりも嬉しい。微力ながら、お客さまのお役に立つことを信念に貫いてきました」と話す海野社長。しずおかコンシェルジュでは、公共施設の看板などのサイン制作を行う“企画制作・デザイン”や地域資源の販路開拓や販売支援を行う“持続的な地域ブランドづくり”に尽力。近年では、食に関するイベント運営をサポートする“フードイベントコーディネート”にも力を注ぐ。「生産者の人たちが、心血を注いで美味しい作物を作っているのに効果的なセールスプロモーションができないために知名度の低い“静岡ならではの食材”を見出し、新たな販路を伴走支援するコンサルティング型の貿易会社を目指したい」と話す海野社長に話を聞いた。

■略歴

海野裕子(うんの ゆうこ)

昭和47年4月、静岡市葵区に生まれる。常葉短期大学 美術デザイン科を卒業後、行政や地元企業のパンフレット制作や新商品の開発、地域ブランディングなど、デザイン・企画制作会社のプランニングディレクターとして25年のキャリアを積む。高校時代にはバスケットボールに打ち込み、インターハイにも出場する強豪校に在籍。その頃から、厳しい監督とレギュラー選手の意思疎通をはかる潤滑油のような存在として、今の仕事につながる“聞き役”としての役割を担っていたと言う。人の話を聞き、その思いやアイデアを受け止めて、それを具体的なカタチにするスペシャリストでもある。