子どもが自分らしく生きる力をつけていくには、どうしたらよいか・・・。「母親である私が子どもたちの教育環境について欲張りであらずして、だれが欲張りでいてくれるのか」。自身の子どもが小学校に上がるタイミングに「よし、こうなったら学校をつくろう!」と立ち上がった。静岡市初のオルタナティブスクール「静岡あたしい学校(小学部)」(静岡市葵区)は、子ども自身が持つ「学びの欲求」を信じ、現場・現物・現実からの生きた学びを通じた達成経験を支える。4月に開校した同校は葵区北にある古民家を校舎として、1年生から4年生の計6人からスタートした。発起人の酒井田愛香さんに、あたらしい学校について熱く語ってもらった。

■略歴

酒井田愛香(さかいだ あいか)

精神保健福祉士・専門健康心理士。

1978年12月生まれ。静岡市葵区出身。東海大学第一中学校、静岡市立高等学校卒。文京女子大学人間学部保育心理専攻。同大学院人間学研究科修了。静岡大学大学院教育学研究科(研究生)、静岡医療科学専門学校精神保健福祉学科卒。医療法人社団リラ溝口病院精神科カウンセラー、医療法人社団明光会あおいクリニック心理士を経て、2016年独立型精神保健士・心理士事務所『メンタルサポートオフィスkakara』を開業し、企業内ソーシャルワーク、放課後託児事業、コミュニティスペース運営などを手掛ける。