静岡県を中心に、愛知県、山梨県、長野県に39店舗のパチンコホールを経営する㈱ABC。同社の歴史は1953(昭和28)年、静岡市横田町に35台のパチンコ台を設置した『メトロ遊技場』の開業からスタートした。その後、新規開業や他社が経営していた店舗を買収するなどして事業を拡大。現在は、パートを含めた従業員数1094人と、大規模な組織となっている。冨田英児氏は、今年6月に代表取締役社長に就任。社員満足度を高めることが、組織を強固なものとし、“お客さまやお取引先、地域の方々の笑顔をつくる源となる”という考えのもと、新たな経営に取り組んでいる。今回は、代表取締役社長に就任するまでの経緯や今後の経営方針について話を聞いた。

■略歴

冨田英児(とみた えいじ)

1956年1月18日、静岡市生まれ。上智大学理工学部機械工業科卒。1980年トミダ商事㈲(現・㈱ABC)に入社。1982年同社取締役、翌1983年専務取締役、2007年㈱ABC取締役副社長、2013年同社代表取締役副社長を経て、2018年6月に代表取締役社長に就任した。趣味はスキューバーダイビングとクルージング。