静岡県中部から東部地区を中心に『コメダ珈琲』や『はなまるうどん』、『天丼てんや』、『ごはん処大戸屋』など、飲食店を中心としたフランチャイズ事業を手がける㈱トークインコーポレーション。創業者である小林享嗣社長は、自らを“二流”と称し、「“雑草集団”の強みを生かし、事業のすそ野を広げてきた」と話す。『飲食は時代を映し出す鏡』という考えのもと、30年にわたり柔軟に変化しながら成長を遂げてきた企業経営について話を聞いた。

 

■略歴

小林享嗣(こばやし きょうじ)

1945年生まれ。沼津市立高等学校卒業。県外の日航ホテル、静岡のクラブの勤務を経て、独立起業。1990年に、㈲トークインコーポレーションを設立した。現在は、パート・アルバイトを含めた800人のスタッフを有し、全33店舗、年商28億円の企業に成長させた。趣味は読書。好きなジャンルは歴史小説。