新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、静岡県内の生産者や飲食店などが直面する厳しい現状を県民の共助で乗り越えていくために、県産品の購入や県内施設の利用を促す取り組み、“バイ・シズオカ”に民間団体として唯一選ばれた『ふじのくにうまい飯TAXI(タク)配 飲食店・タクシー支援プロジェクト』。今後は流通網を充実させ、自社商品のボトリングティーや緑茶とスイーツをセットにしたおやつセットなど、富裕層や高齢者を中心に「県内産のうまいものが手ごろな価格と配送料で手に入る仕組みをつくりたい」と話す西沢社長に聞いた。

 

■略歴

西沢 広保(にしざわ ひろやす)

1964年11月生まれ。静岡市出身。医療機器やゲルマニウム健康器具などの製造・卸売を行う㈱日本ゲルマニウム研究所で長年にわたって商品企画の部門に携わる。2015年にBenefitea㈱を設立。代表取締役に就任した。茶葉が本来持っている旨み成分を凝縮し、そのエキスだけを抽出する“コールドエクストラクション製法”を独自に開発。その技術を用いてボトリングティーやスパークリングティーを商品化。飲食店のほか、首都圏や静岡市内の大手デパートなどを中心に販路を拡大している。