中・長期的に見ても日本国内における少子高齢化は間違いない。それを受けての移民も1つの回答ではあるが、やはり人手不足が深刻化する環境下での省力化投資を目的としたロボット需要の拡大、さらにはロボットの作業範囲を広げるAIの進展などが正解と言えるのではないか?「半導体不足と2020年冬に起きたアメリカの樹脂工場の火災。この火災でコネクタが不足しています。半導体とコネクタの不足、さぁ、この難局をどう乗り切っていくかが、私どもに試された試練ではないでしょうか?」と話す西信之氏に聞いた。

 

■略歴

西 信之(にし のぶゆき)

1956年8月、静岡市に生まれる。東北大学工学部機械工学科第2学科博士課程前期終了。1982年4月、㈱三菱銀行(現㈱三菱東京UFJ銀行)に入行。1985年7月に同行を退行し、同年8月に協立電機㈱入社。翌年4月に取締役就任。以降、常務取締役、第四営業本部長、専務取締役などを歴任。2015年に実兄であり、前代表取締役社長の西雅寛氏の急逝に伴い最高顧問に就任。翌年の2016年1月に代表取締役社長に就任し、現在に至る。