オーナーシェフの山﨑将史氏は子どもの頃から料理好き。両親は共働きで4人兄弟の2番目だったため、小学校の頃には兄弟のために料理することもしばしば。

 中学ではサッカー部で汗を流しテレビで流れるイタリアリーグ(セリエA)の試合にくぎ付けになった。「振り返れば、サッカーを通じてイタリアの街並みや料理などに憧れを持ち始めていたのだと思います」。高校を卒業すると大阪の調理専門学校で学び、東京のイタリア料理店などに修行に出る。

 祖父の介護の問題もあり静岡へ帰ることになったが、やはりイタリアンの道にと静岡市内の名物イタリアンに入り、そこで本格的な実力を身に着けることになった。約10年の時を経て39才で「オステリア&バー マンチーノ」を開店。11月で7年目に突入した。「自由な雰囲気」「料理やワインに誠実に向き合っている」などの評判で修行先の常連、ランチをきっかけに来る人など口コミでファンを広げてきた。

 「オステリア」とは、居酒屋のようなもの。庶民的で気軽にワイワイとワインや食事を愉しめる場所を指す。店名の「マンチーノ」とは「左利き」の意味。店主が左利きのためだ。

 「幅広い世代に楽しんでほしいと思い、ワインもお手頃な価格から高級なものまで揃えています。料理とともに、さまざまなワインを愉しんでほしいですね」。

 

■住  所/静岡市葵区鷹匠1-7-6 堀内ビル

■電  話/054-204-6788

■営業時間/ランチ11:30〜14:00(L.O)、ディナー18:00〜23:00(L.O)

■定 休 日/木曜日

■座 席 数/カウンター8席、テーブル8席