なすびグループのフラッグシップがオープンした。少人数や個人客をターゲットにした高級和食・寿司店で、全国の食通が訪れる店を目指す。以前より計画していた新店舗構想はコロナ禍によって一旦中止を余儀なくされたが、その間に忘新年会などの宴会離れが進み、時代の流れも後押ししたことで2023年に工事を再開、今年1月に満を持してオープンした。

 なすびの「顔」である和食はもちろん、寿司も外せないと一軒家にふたつの店があるような独特のコンセプトにした。「一ふじ」は1階カウンターと2階の個室の和食屋、「二たか」は2階のカウンターのみの寿司屋となっている。共通のこだわりは、作り置きをしないこと。注文が入ってから料理人が目の前で調理するライブ感が売りだ。

 「一ふじ」では、高級ホテルと同等の鉄板焼きも楽しめる。定番の和食から季節の食材を生かした贅沢な料理まで飽きずに楽しませてくれる。「二たか」では、静岡では珍しい、寿司とおつまみが交互に出てくるおまかせコースを提供している。記念日などの特別な食事にぴったりだ。寿司職人の鈴木綾(りょう)店長は「料理人との会話も楽しんでいただけたら。料理人がお客さまとの対話によって人間的にも成長し、全国で活躍する料理人に育ってくれたら本望」という。

 

■住  所/静岡市駿河区南町6-8

■電  話/054-204-8887

■営業時間/17:00〜23:00

■座 席 数/[一ふじ]1階カウンター24席、2階個室3部屋(4・4・6人)

      [二たか]2階カウンター12席

■定 休 日/月曜日、第1・3火曜日