昨年6月のオープン以来、鶏焼肉という、静岡では珍しい業態が口コミで広がり、ビジネスマンやファミリー、女性の団体客など幅広い客層が足を運ぶ店となっている。「七輪でお肉を焼くって気分が上がりますよね。皆さんたくさん食べて、笑顔で帰っていただいています」。

 静岡市出身の店長・清水裕人さんは高校卒業後、鈴木学園・中央調理製菓専門学校(静岡市葵区)で料理を学び、オランダの「ホテルオークラ アムステルダム」に就職した。「ホテル内の鉄板焼きレストランで働いていました。オランダでは色んな国の人たちがお客さんとして訪れて、休日はオランダをはじめ周辺国の建築やレストランを見たり食べ歩いたりと、たくさんの文化に触れました。自分の世界が大きく広がりましたね」。

 そうするうちに、「自分は故郷である静岡のことを何も知らないと気づいたんです。改めて静岡について勉強してカタチにしたいと思うようになりました」。結果、5年間勤務し静岡へ戻った。「地元の材料を使って、幅広い客層に親しまれる店を持ちたい」と県中部地区を中心に展開していた有名居酒屋グループに入り経験を重ねた。昔からの知人がオーナーとして店を出すと相談を受け、店長として名乗りを上げた。

 「気さくな店でありながら、おもてなしの心を大切にしています。鶏料理の幅をもっと広げて、自分も店も成長し続けていきます」。

 

■住  所/静岡市駿河区稲川1-1-29 コーポ前田102

■電  話/054-266-3883

■営業時間/平日17:30〜23:00(LO22:00)

      土日17:00〜23:00(LO22:00)

■座 席 数/カウンター10席、テーブル16席

■定 休 日/火曜日