今年１月、ｃｏｓａ２階フードホールのオープンと共に新たなスタートを切ったブリトー専門店。原点は高校時代、先輩が作ってくれたブリトーとの出会いが、メキシコ文化への興味を深めることとなった。東京のメキシカンレストランで７年間修行を積み、サンフランシスコでブリトーの本場の味を学んだ店主は、鷹匠で12年間、一人で店舗運営を続け、このほど移転した。店主の望月達馬氏は「タコス店は多くても、ブリトー店は少ない」と、この店を始めたきっかけを語る。

　提供するのは現地サイズ約20センチのブリトーを中心としたＴＥＸ─ＭＥＸ料理。「メキシコの激しい文化ではなく、馴染みのある普通で温かいイメージを日本で表現したい」と、おばあちゃん子だった店主らしい優しい視点でメニュー開発に取り組んでいる。

　フードホールへの移転により、従来の在日外国人や海外経験者などのコアなファンに加え、30〜40代女性やサラリーマンなどを中心とした幅広い層の来店が増加した。年に一度は現地を訪れ、本場の空気を店にフィードバックしているという店主。「ブリトーをきっかけに多くの人の世界が広がる体験をしてもらいたい」と意気込みを語る。なお、旧店舗はドーナツ店として新たに営業を開始している。

■住　　所／静岡市葵区御幸町20 cosa２F  cosa_foodhall C

■問合せmail／info@cosa-shizuoka.jp

■営業時間／ランチ11：00〜14：00、土日祝ランチ11：00〜14：30、

　　　　　　ディナー17：30〜21：00（Ｌ.Ｏ.20：30）

■座　席　数／158席（カウンター席含む）

■定　休　日／木曜日

■駐　車　場／なし