創業大正八年。創業当時は会員制クラブだった待月楼。創業時からの面影を残した空間は、歴史の重みと懐かしさを感じさせる風情がある。静岡の奥座敷に、ひっそりと建つ風雅の魅力。大切な客に自信を持って案内することのできる店の一つだ。懐石料理と伝統のとろろ汁を合体させた料理が評判で、県外からのリピーターが多いのもここの特徴。外観と庭園、静岡産の熱くて濃い美味しいお茶、器と料理との取り合わせ、そして館内は美術館と見まちがうほどの所蔵の数々に、どれもうっとりとする。

 三代目の八木章夫氏は「贅沢な空間と時間、旬の素材を使った懐石料理と伝統のとろろ汁の組み合わせは、世代をこえてお客さまに喜ばれております。日本の伝統を伝えつつ新しい風を取り入れた空間の中で、心行くまで四季の味と、自然のおもてなしをご堪能ください」と語る。

 日本料理は「椀刺しが華」と言わるとおり、「お椀」の出汁の引き具合と、「お造り」の包丁の冴えという真髄を追求しながら、これからも奇を衒わず「日本文化」という、現代にとっては「非日常」となった空間の中で、ゆったりとした時間を過ごしてほしいと考えている。

 また、待月楼では伝統的な料亭の文化を広く伝えようと、「料理教室付食事会」や「テーブルマナー付食事会」なども行っている。若い経営者の皆さんには、地元の伝統的なおもてなしがかえって新鮮に見えるのではないか。

 

■住  所/静岡市駿河区丸子3305

■電  話/054-259-0181

■営業時間/昼11:00~14:00(LO.13:00)、夜17:00~21:00(LO.19:30)

      ※夜のみ予約制

■定 休 日/火曜日