“究極の普通”をコンセプトに、天然素材にこだわった自慢の熟成スープが売りのシンプルで飽きのこない中華そばを提供する『二刀流』が移転オープンした。それに伴い、夜の部を居酒屋から水餃子専門店『台湾兄弟』に業態変更し、2月17日から営業を開始した。コロナ禍に伴い、従来の居酒屋業態では先行き不透明な事もあり、台湾水餃子の専門店に業態変更したという。

 なかでも小龍包のような“モチモチ肉汁台湾水餃子”が人気の看板メニュー。飲食店の運営や食品の開発などを『㈱キチジツ』で展開する代表取締役の朝倉健児さんは、「ECサイトで販売する予定です。焼き餃子に比べて競合が少ないため、まだまだ伸びしろが水餃子にはあると思っています」。今後は台湾の魅力的な食材を使って、新しいビジネスを展開していきたいという。

 人気商品の“山とおでん”は、アウトドア商品として開発された。家族や友人など、大切な人たちとしずおかおでんの思い出を語れるコミュニケーションツールになればと考えた。「“山とおでん”を通じて親から子どもに、そして孫へ、しずおかおでんの物語をシェアしてほしい。その物語を語りついでいくための体験ツールとして、エンドユーザーへの届け方を変えた。外装や中味においても、キャンプなどでも手軽に楽しめるようにパッケージングし、工夫を凝らした」。“山とおでん”は富士宮のフードパーク道の駅や県内外のキャンプ場・グランピング・オートキャンプ場、県内のアウトドアショップに卸販売しているほか、ECサイトでも販売している。「体験を通してストーリーを語れる商品開発や、新しい業種業態にもチャレンジしていきたい」と話す。

 

■住  所/静岡市駿河区南町10-14 3F

■電  話/054-266-5339

■営業時間/11:30〜13:30(中華そば 二刀流)

      18:00〜21:00(水餃子専門店 台湾兄弟)

■定 休 日/不定休

■座 席 数/掘り炬燵のテーブル12席