静岡の企業情報

新商品・サービス

【ベルエキップ・プラス】新たに不動産事業を開始空き家を活用し地域課題の解決を支援

2022/10/05 [10月05日号掲載]

Pocket

 ㈱ベルエキップ・プラス(静岡市葵区七間町19—1、小川陽子社長)は新たに不動産事業を開始した。

 小川社長は、もともと大手不動産会社に勤めていたが、31歳で独立し、エステサロンを開業。その後、カフェやケーキ屋の運営など飲食業に携わり、現在は夫婦で経営する『ITAMAE朝太郎』の女将も務めている。今年2月に事業譲渡したチーズケーキ専門店『すずとら』。この店には、特に深い思い入れがあったという。「『すずとら』は、本当に大切なお店でした。ただ人生の岐路と言える年齢を迎え、より人の役に立つ仕事をしたいと考えた時に決断が必要だとも感じていました。その時、紹介で良いオーナーと知りあうことができて、事業承継の話をいただきました。本当に悩みましたが、今後の『すずとら』のことも考え、事業譲渡を決めました」と振り返る。

 20年間店舗経営に携わっていた小川社長は、「私自身の経験を生かした事業に取り組んでいきたい」と話す。新事業は、空き家活用事業を行っているアキサポネット加盟店(※)である環境のミカタ㈱(本社焼津市、渡辺和良社長)をサポートする形でスタート。空き家利用提案のほか、開業支援(物件探し、開業サポート)や店舗コンサルタント(収益計画、カウンセリング)の業務を通じて地域課題の解決を支援していく方針だ。「空き家を活用した提案を通じて、お店の開業を考えている人や子育て中の家族、ペットと暮らしたいと考えている人の悩みを解決したい」と話す小川社長。特に店舗については運営、移転、撤退など実体験を元にした支援ができることが強みになりそうだ。

※アキサポは㈱ジェクトワンの登録商標。

  • 問い合せ、054・908・8476