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【整Re企業グループ】弁護士や司法書士とタッグを組み、廃業や相続などの面倒な手続きをまとめて代行

2023/03/05 [03月05日号掲載]

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 資産査定、設置設備の解体・撤去、不動産整理、各種手続きなど、後継者不在による廃業や生前贈与をはじめとした相続などの面倒な手続きをまとめて代行する整Re(セイリ)企業グループ(静岡市葵区伝馬町6─18、髙杉光洋代表理事)が発足した。

 会社を廃業する場合、多くは弁護士や司法書士(法廷管財人)が行う書類上の法的手続きがあり、会社および個人財産の換金や事業所の撤去などの手配をする際に、一括して同社が受注する。最近では高齢で認知症を患い、同居する家族もいないため、財産処分して施設に入居するケースをはじめ、事故物件や夜逃げしたマンションなどの片づけ仕事、過疎地域にある農家の引き取り手確保などの依頼も増えているという。

 整Re企業グループは、資産査定・買取(貴金属買取、クルマ・重機買取、リサイクルショップ)、設置設備の取り外し(空調設備、水道工事、事務機、工作機械)、事業所清掃・解体(ハウスクリーニング、警備、鍵の変更・開錠、引越し・保管)、廃棄物処理(産業廃棄物処理、運搬、処理場)各種手続き代行(保険、税理士、社労士)、不動産整理(不動産、相続対策専門士、測量、事業計画作成、土地家屋調査士)など、地元企業14社で構成される。

 高杉代表は、「経営者の高齢化や後継者不在による廃業が増えている。新型コロナウイルス禍に苦しんだ中小零細企業を支えたゼロゼロ融資(実質無利子・無担保融資)の制度開始から3年となる今年は多くの企業で利払いが始まるため、正念場を迎える。円安や原材料価格の高騰で事業環境は悪化しており、過剰な債務を抱えて行き詰まる企業が増えると見込んでいる。これらの状況を踏まえ、弁護士や司法書士と連携しながら、廃業に伴う面倒な手続きや高齢となった経営者などの相続手続きに関する代行サービスに注力することで、微力ながら持続可能な社会の実現に貢献していきたい」。

  • 問い合せ、0120・41・5963