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【もちひこ】職場の熱中症対策に!遮熱シートとクールダウンルームの販売を開始

2025/07/20 [07月20日号掲載]

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 テントハウスの設計・製造・販売を手掛ける㈱もちひこ(静岡市清水区由比町屋原340、望月伸保社長)は6月、厚生労働省の改正労働安全衛生規制(職場における熱中症対策の強化について)施行を受け、遮熱シートとクールダウンルームの取り扱いを開始した。

 遮熱シートは、テントを含む建物内の温度上昇を抑制する効果があるもので、高純度アルミ99%で輻射熱最大97%カット、不燃材料使用。半永久的に使用可能で、ランニングコストがかからず効果的に工場や倉庫などの環境を改善できる商品となっている。室内に施行するため一般的な遮熱塗料と比較して長期的な効果持続をもたらす。

 一方のクールダウンルームは、工場など屋内に設置する簡易避難・休憩ブースだ(電源があれば屋外も設置可)。規格は高さ2m×間口1・5m×奥行き1・8m、総重量33・6㎏で、約4分半で設置が可能。スポットクーラー(別売)を設置することで普段は快適な休憩スペースとして、体調不良者が出た際には臨時避難場所として活用が可能だ。工具不要で簡単に組み立てられ、付属の車輪によって容易に動かせる点もこだわった。推奨場所は工場や作業所、倉庫、教育・スポーツ施設など多岐にわたる。

 同社は「熱中症による死亡災害が年々増加しており、そのほとんどが初期症状の放置や対応の遅れによるものです。職場では、事故に至らせない適切な対策の実施が必要です。WBGT※28度以上または気温31度以上の環境下で連続1時間以上または1日4時間を超えて実施が見込まれる作業に対し、体制整備・手順作成、関係者への周知が義務付けられました」といい、両商品の活用で熱中症対策のための万全な体制整備をサポートする。「労働環境の整備はするのが当たり前の時代です。お客さまの環境に合わせた最適な方法をご提案いたします」。

  • 問い合せ、054・375・3161

※WBGT(湿球黒球温度)は、熱中症を予防するために、気温、湿度、輻射熱の3つの要素を取り入れた暑さ指数のこと