Laf group(同)(静岡市清水区草薙杉道3—1—18)代表の菅原匠氏は、美容室「anchor by Laf(アンカーバイラフ)」の運営を軸に、美容師の働き方支援や理美容用品卸、オリジナルだるまの制作販売など多岐にわたる事業を展開している。
美容室は8周年を迎え、気取らず自然体で過ごせる空間をコンセプトに、ヘア・ネイルの両面から30代以上の女性や経営者層を中心に支持を集めている。丁寧なカウンセリングと、抜け感のあるデザイン提案が特長だ。
また、パーソナルカラー診断を通じて、外見に自信を持てない人に寄り添い、「かわいい」「かっこいい」を引き出すサポートも行う。「毎日が同じ作業でないのが楽しい」と、ファッションや美容に弱気な人にも〝こだわる楽しさ〟を伝えたいという思いがあるという。さらに、美容師の社会的地位向上を目指し、教育や労務環境の整備にも注力。将来的には美容室の会社化、黒字経営のモデルづくり、業界の底上げや祭典開催といった構想を描いている。「美容室は属人化や、教育文化が衰退し若手が育っていない現状がある。地方の美容業界を盛り上げ、若い美容師が地元に残れる環境をつくりたい」と語る。
一方、今年4月には「縁・達磨(えん・だるま)」を屋号に掲げ、高崎産のだるまに装飾を施したオリジナル品の販売も開始。贈答用としてロゴや名入れのオーダーを受けており、すべて菅原氏がデザインしている。美容師とだるま職人の共通点に共鳴し立ち上げた新事業で、ご縁だけを頼りに展開している。菅原氏は「単純に、だるまが好き。美容師と同じく、だるま職人も職人気質のため、マーケティングや営業に課題があると感じました。そこをお手伝いできればと思っています」と話している。
- 問い合せ、090・5033・3051



