㈱3primary(静岡市葵区秋山町6─17、三原あゆみ社長)が代理店販売している食用油ろ過システム「エコレ®」が好評だ。「エコレ®」は、㈱フォーオール(大阪市)が開発した商品で、飲食店を中心に販路を広げている。
業務用の食用油は年々コストが上昇しており、この10年続く価格の高騰で、多くの飲食店にとって経営の大きな負担となっている。コストを抑えるために、油を再利用するろ過機もあるが、〝高額〟という先入観から導入をためらう店舗が多いのが現状だ。
そうした状況の中、注目を集めているのが「エコレ®」だ。特に、低いランニングコストで高い効果を発揮する点が評価されており、使用済みの油をろ過して再生することで、約50〜70%の大幅なコスト削減が期待できるという。さらに、廃油を出さない運用が可能になるため、廃棄作業そのものが不要となり、足し油だけで状態を安定的に維持できる。こうした〝捨てない油管理〟が、環境負荷の大幅な軽減につながる点でも高く評価されている。「大豆油やキャノーラ油、ラードなど飲食店で一般的に使われる多様な油に対応でき、無理なく日々の品質管理に取り入れていただけます」と三原社長は話す。
導入店舗からは、揚げ物の仕上がりが安定した、厨房での油管理が楽になったといった声が多く寄せられているそうだ。「エコレ®を導入することで、①大幅なコスト削減②油の衛生状態の向上③揚げ物のおいしさと健康への配慮④厨房や店内の清潔維持⑤環境課題への貢献─といったメリットを得ることができます」。
三原社長自身、外食の油っぽい料理に抵抗を感じた経験があり、子育てを通じて「家族の健康」と「環境にやさしい選択」をより意識するようになったという。その思いが、静岡の飲食店に「エコレ®」を広げたいという強い原動力になっている。「地域の食の質を高め、店舗経営の負担を軽減し、さらに環境にも良い循環をつくりたい。そのためにも、『エコレ®』を広めていきたい」と話している。
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