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川崎印刷紙工 家康公四百年祭に合わせ、地元の特産品を組み合わせた駿府城のペーパークラフトを商品化

2014/06/20 [06月20日号掲載]

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印刷加工やトータルパッケージの企画・提案を行う㈲川崎印刷紙工(静岡市葵区新伝馬1─5─14、塚本晋也社長)は、簡単な組み立て式のペーパークラフトにした駿府城を商品化し、地酒やお茶・お菓子といった地元の特産品や名産品と組み合わせて販売する。今後は空港やさまざまな土産品売場、高速道路の売店や道の駅といった県外や海外のビジネスマン、観光客の目につきやすい場所で販売をはじめる。折しも家康公四百年祭の記念年ともリンクするため、地元でつくられた特産品や名産品と駿府城をコラボレーションすることで、地域経済の活性化につなげていきたいと塚本社長は考えている。

今月から本格的なプロモーションを開始する予定で、金融機関や商工会議所の協力を得ながら、ビジネスマッチングや県内外で開催されるイベントなどに出展する。また、“静岡の城シリーズ”として駿府城に続き、浜松城と掛川城の商品化も進めており、地域ごとの名産品や特産品と組み合わせた商品展開や、静岡ならではのユニークな食品や商品との組み合わせなども考えている。駿府城と地元の特産品を組み合わせて商品化することにした経緯について塚本社長は、「弊社の取引先に対して、少しでも恩返しができないかとはじめたもので、まずは信頼のおけるパートナーと一緒に“静岡の城シリーズ”を足掛かりとして、地域経済の活性化につながるコラボ商品の開発や新たな販売ルートの確立を目指していきたい」と話している。

駿府城のクラフトパッケージは見た目の精巧さとは異なり、子どもでも30分もあれば簡単に組み立てられるもので、のりやハサミも使わないため、ごみも出ない。土産品としての用途だけでなく、酒蔵メーカーや製茶問屋のノベルティグッズや新製品のプロモーションアイテムとしても活用できる。「地元酒蔵メーカーや製茶小売店などのパッケージデザインやラベルなども手がけているため、技術力には自信があります。“静岡の城シリーズ”を機に、弊社の持つ企画力や提案力を地元経営者の皆さまにもアピールしていきたい」。

●問い合せ、054・271・5521