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【アースシフト】地盤沈下で起きた土間床の傾き・沈下・段差など「営業を止めないで」沈下修正

2015/06/11 [06月05日号掲載]

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 総合建設業の㈱アースシフト(静岡市葵区山崎2─14─7、近藤隆智社長)は、ウレタン樹脂の膨張力を使い沈下・段差・傾いた床を持ち上げ、水平にする「ウレテック工法」の静岡県正規代理店となった。工事場所を取らず、短期間で完了するため、営業停止の必要がない。今後は倉庫、工場、店舗、学校などを中心に営業展開していく。担当の近藤大智専務は「床の傾き修正は、営業停止時間『ゼロ』で工事が可能であると提案していきたい」と話す。

 この工法は、床のコンクリート土間床の下に特殊膨張硬質ウレタン樹脂を注入する。注入孔は直径16㎜という、一円玉より小さい孔から注入し、注入された樹脂は短時間で膨張を開始、床下にある空隙(空洞)を充填、硬化する。さらに樹脂を注入することでその膨張力が床を押し上げ平らな状態に戻していく。

 平らになった床の下に注入された樹脂は、1㎡当たり最低15tの重さに耐えられる。また硬化に必要な時間は約15分で、大型トラックの走行が可能なレベルになるという。

 これまでコンクリート土間床の傾き修正は、新しい床を打ち替える工事が主流だった。しかし、新しい床を作るまでの間、営業をとめる必要がある。打ち替え工事は工事範囲の生産力をなくすだけでなく床の解体工事をするに機械・什器・荷物の移動、新たな置き場所の確保、そして工事後の機械の再設置まで含めると100㎡の施工に30日以上の営業停止が必要となる場合があるという。

●問い合せ、054・278・8309