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【明光会】静岡県庁舎で運営する「喫茶ぴあ」が好評福祉施設活動の発信源としても機能

2016/07/08 [07月05日号掲載]

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 社会福祉法人明光会が、静岡県庁東館2階で運営する「喫茶ぴあ」が好評だ。この事業は平成22年度に静岡県から事業受託している障害者就労モデルで、喫茶サービスの提供、授産製品の紹介・販売、数字選択式宝くじ(ナンバーズ)の販売、宝くじ一般の販売などを行っている。「喫茶ぴあ」は、福祉施設の活動の重要な発信源として定着しており、また喫茶の売上も順調に伸ばしているという。

 

障害を持つ人の積極的な就労訓練の場として活用

 同法人はここを、障害を持っている人への積極的な就労訓練の場としても活用している。今後さらに授産製品を委託販売する各事業所と連携し、働く本人や家族がやりがいを持ち自己実現ができるように力を入れる。また、「喫茶ぴあ」では、年間を通してさまざまな企画を予定しており、たくさんの人に利用してほしいと考えている。そして授産施設の作品に対する熱意や障害のある人の必死に働く姿も感じてほしいという。

 県が喫茶コーナーを設置したのは平成8年。「静岡県障害者就労モデル事業」として開始、ナンバーズの販売が全国的に始まったのを契機に、宝くじの販売促進と障害のある人の働く場の提供を目的とした。当時は県社会福祉協議会が運営受託し、定着するようになった。明光会が事業受託して6周年となる。