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【CSA不動産】エーツーと“店舗開発に伴う 業務委託契約”を締結

2016/12/05 [12月05日号掲載]

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㈱CSA不動産(静岡市葵区御幸町3─21、小島孝仁社長)は、㈱エーツー(静岡市駿河区丸子新田317─1、杉山綱重社長)と“店舗開発に伴う業務委託契約”を締結した。これにより、エーツーの実店舗“駿河屋”の出店に関する店舗開発の部門をCSA不動産が一括して請け負うことになる。今後は、エーツーが展開する実店舗(直営店及びフランチャイズ店を含む)の不動産物件の選定や家賃などの交渉・契約、出店する店舗の消防設備などをはじめとした法令に伴う調査を行う。

 今年4月、静岡市葵区紺屋町にオープンした“駿河屋 静岡本店”の不動産物件をCSA不動産が仲介したことがきっかけとなり、今回の業務委託契約が実現した。CSA不動産によると、エーツーが取り扱う音楽CDやDVD、コミック、アニメキャラクターなどのフィギュアの買取りや販売を行うメディアリサイクルショップという事業の特性を考えると、東京や大阪などの大都市では複数の店舗を出店することも可能だが、地方都市では県庁所在地に1店舗出店するのが通常のケースで、例えば数年で日本全国に出店が整えば、社内にある店舗開発部門は仕事がなくなってしまう。「中小企業の場合、専属の部門がない場合も多く、多くは経営者や役員が兼務しているケースが多い。そのため、本業における時間的なロスや出張費などの経費、事業用の不動産物件にある程度精通した社員を確保する人件費を考えると、信頼できる業者に外注した方がコストもリスクも少なくて済む」と言う。これを機に小島社長は、日本全国に出店を計画している県内企業を対象に、“店舗開発に伴う業務委託契約”を結んでいきたいと考えている。

 今月には、エーツーの店舗開発チームを発足し、担当の社員を3人配置した。出店を進める重点エリアを選定して、候補となる物件を探す準備に取り掛かる。「店舗・オフィスの事業用不動産の仲介事業に特化してきた実績とノウハウに加え、事業用不動産を熟知した勘所とセンスは弊社ならではの強みだと考えています。今後は、日本全国に出店を計画している県内企業を支援したい」と小島社長は期待を寄せる。

●問い合せ、054・272・1360