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【フジ物産】マグロのまち・清水を全国に発信!“TUNA-GO!しみず”プロジェクト

2017/01/20 [01月20日号掲載]

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 漁業用餌料や船舶燃料、冷凍水産品の販売などを手がけるフジ物産㈱(静岡市清水区大坪2─5─32、山﨑伊佐子社長)は、マグロの新しい食べ方の提案やイベントなどを通じて、マグロの水揚げ量日本一のまち・清水を全国にPRしようという、民間まちおこしプロジェクト“TUNA-GO!しみず”を展開している。

 昨年11月にはプロジェクトのシンボルとなる“マグロぼんぼり”を自社で製作した。オブジェは、三保の松原伝説にちなんで松の形をしたウロコを身に付けたマグロが、羽衣をまとって元気よく海を泳ぐ姿をデザインした。高さ2.6m×横幅2.6mの鉄骨製。LEDを内蔵しており発光する仕組みになっている。静岡市を中心に活躍しているイラストレーター、ナガタロッソさんがデザインした。清水区役所で展示した後、11月19~20日にJR清水駅東口広場で開かれた清水みなと屋台まつりでも披露され、話題を集めた。

 プロジェクトでは㈱なすび(本社静岡市清水区)、ホテルクエスト清水(同)と共同でマグロを使ったオリジナルマグロ料理も考案。遠洋マグロ漁船の補給基地であり、静岡と地形や気候が似ているという南アフリカ・ケープタウンの特産品であるワインや現地の調味料“ペリペリソース”も紹介している。フジ物産では専用サイトを通じて賛同企業や市民ボランティアを広く募っていく予定で「清水を盛り上げていこうという、意欲のある企業や市民の皆さん、さらには将来的には行政にも賛同を呼びかけていきたい」(企画室・望月成展さん)と意欲を見せている。