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【静岡県】 県果樹研究センター 跡地活用「対話」調査 参加者募集

2017/05/05 [05月05日号掲載]

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静岡県は県果樹研究センター跡地(静岡市清水区駒越西2丁目)の約6.7ヘクタールの利活用について、民間事業者との「対話」形式による提案募集調査を行う。対象地は日本平の東麓に位置し、日本平山頂と結ぶ新ロープウエー整備を検討中の場所となっていることから、県では観光交流やにぎわい創出の拠点を設けたい考えだ。調査内容は、事業コンセプトや施設のイメージ、また事業化の課題など。民間からの提案を踏まえ、跡地利活用の方向性を検討する。

 参加申込は5月31日まで。6月6日㈫~9日㈮に、参加者と個別に対話形式で調査を行う。対象地は周辺に三保松原や久能山東照宮などの観光資源が点在している。来訪者が増加し、回遊性を高める拠点施設を期待している。

 2015年9月までかんきつ類の試験研究用地として約75年間使われた。現在は建物は撤去し、県果樹研究センターは同市清水区茂畑に移転している。また対象地と日本平山頂を結ぶ新ロープウエーを整備する構想がある。今回、民間から募る事業提案は、対象地の一部を新ロープウエーの駅舎として活用することを想定した上で、新ロープウエーと相乗効果を生む具体的なアイデアや意見を求めていくとしている。

 日本平山頂⇄久能山東照宮間は静岡鉄道が1957年から「日本平ロープウェイ」を運行している。県と静岡市は山頂に展望関連施設を整備中で、2018年春の完成予定だ。